塾は続ける?辞める?ー(きのこさんのcase)その2

中学生で不登校になった息子のその後です。不登校になった子も大丈夫!

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塾は続ける?辞める?ー(きのこさんのcase)その2

  •  投稿日:2011-10-06
  •  カテゴリ:Weblog
きのこさんの記事その1の続きです。




その後主人はと言うと、どう話しても、怒ってとりあってくれません。
暴言を吐き続ける主人に対してより、せっかく積み上げてきた 息子と親との信頼関係が、一気に崩れてしまったようで悲しくてたまりませんでした。
必要な父親の力も、もう借りられないとなるとこの先どうしたらいいのかわかりません。
私は泣きながら主人に想いを伝えました。

私たちの大切な子どもです。
不登校になって、家から出られずに人に会うことが怖くて怯えていたあの子が、
学校帰りに友達とハンバーガーを食べてきたり、
大学に行きたいと勉強しだしたり、
近づかなかった父親と二人で焼き鳥を食べにいったり、
笑顔が増えてあんなに嫌だった朝に鼻歌を歌いながら制服に着替えている…

あの子が自信を持てるように、
人生を教えてあげられるのはお父さんしかいない
お父さんの言葉であの子を導いてほしい

無言が続きます…

シーンとした家の中、息子はどんな気持ちで部屋にいるのか…
この言い合いも聞いてるかもしれない…

しばらくして主人は「言いすぎて、ごめん。一緒に頑張ろう」と言ってくれました。
私はまた…泣いてしまいました

翌日から…
息子は一緒に夕食を食べなくなりました。
朝も食べないので、私が仕事で留守の間、祖母の作ってくれる昼食を食べるだけ。
それもおかわりもしないそう…
特に、主人とは会いたくないようで、ほとんど部屋から出なくなりました。
昼夜逆転はもちろん、私には ネガティブな言葉ばかり投げ掛けてきます。
「そう」と言って、悲しい気持ちで受け止めるしかありませんでした。

数日後…
塾の担当の先生からお電話をいただきました。
息子の様子も気にしてくださってます。
休んだ日の振り替えのお話でしたが、息子は電話にはでませんでした。
その日の主人と息子のやり取りです。

父「おい、降りてこい」

子降りてくる。

父「そこに座れ」
子「なに?」
父「お前も座れ(母に)」

母、座る。父の雰囲気に飲まれるように、子も座って話を待つ。

父「お母さんから聞いたけど、今日塾の振替の電話あったんか?」
子「うん」
父「聞いてなかったにしろ、先生からの電話くらいでらんなあかんやろ」
子うなづく。
父「ほんまの授業もあったのに休む連絡いれたんか?」
子「入れてない」
父「自分で言わなあかんやろ」
子「うん」
父「塾辞めるんやったら、ちゃんと塾に挨拶にいけ」

返事なく沈黙……(長い が、待つ)

父「わかったか」

……長い沈黙


子「はい」



『カッコいいお父さんになってもらおうね… 』

藤本先生から支援が始まった時に、かけていただいたお言葉です。
文句をいい続け、思い通りにいかなかったら暴言を吐き、物に当たり散らす。
その姿を、息子は長い間見てきました。
そして、母の私も息子にとっては口うるさいダメな母でした。

【ココ という時に短く叱り、後は子ども自身に考えさせる…その時命令をしたなら、子どもに実行させなければいけません。】と支援の始まった時に教えて頂きました。

結局、辞めることは盆明けに塾に伝えると自分で決めたようです。
半月も、塾で悩まされることになるなあと思っていました。
息子は相変わらず、食欲もなく、父親に近づきません

お盆に入る前に、訪問のN先生が来てくださいました
息子と話をしてくださってます。
塾を続けるように、伝えてくださいましたが拒否したようで、 じゃあ自分で電話をしろと言ってくださいました。

N先生「塾は辞めるそうです。今から電話をするそうです」
息子は受話器を手に持つと
息子「えっと…なんて言ったらいいかな?」
N先生「おい 情けないな。早く電話しろ(笑顔で)」
息子「(苦笑い)わかってますよ。えっと…なんて言ったらいいかな 」
N先生「お前は〜(笑顔)」

この人は自分の味方だという、信頼関係で結ばれているのが、会話のやり取りでわかります
息子は、電話を入れて自分の言葉で、塾に辞めることを伝えました。
そして、スッキリした顔で、N先生と二階へ上がっていきました。
笑い声が部屋から聞こえてきます

先生が帰られた後、私が「お父さんに話した?お父さん、心配してたんよ。苦しんでたよ」と言うと父親のところにいきました。

子「心配かけてごめんなさい。塾に辞めるて言ったから」
父「ああ、そうか。塾の先生はなんて?」
子「また、自分で無理やと思ったらおいで。自習しにきてもいいからって」
父「そうか。ありがたいな」
子「うん。たぶん行かへんけど 」
父「そうか。まあ、これからも自分でやれるだけやっていき」
子「うん」

塾を辞めたいと言ってきた時に、すぐOKして、親が電話してやればよかったのでしょうか?
正解は、わかりません。
結果、支援の先生方にお世話をおかけしてしまいました。
ただ、息子に笑顔は戻っています。

不登校になる前は、失敗したやり取りを何度も繰り返していました。
今は、たった一言が子どもの気持ちを壊してしまうこともわかっています。

また歩き始めた私たち親子の前に、時折立ちふさがる壁は、息子の心の闇かもしれません。
乗り越えようともせずいきなり穴を開けてしまい、失敗をするたび先生方が穴をふさぎ、乗り越え方を教えてくださいました。

塾に行かないといけないときもある、でもやめてもよいケースも中にはある。
提案、指示、命令はしないように気をつけている毎日。
それでも、ここというときには、それも必要だということ。
その見極めは、私にはむずかしいことでした。
それも、各家庭によって違うのでしょう。

息子は、日曜日も資格を取るための検定試験に、元気に登校しました。
毎日父親に、学校であった出来事を話しています。
笑いながら聞いている父。
信頼関係は元に戻りました。
塾の問題を引きずっていたら、この姿はなかったかもしれない…

不登校になった長男にとって、幼いときから父親は怖い存在でした。
でも、次男には甘い主人です。 次男の思春期を迎えるときには、また違う対応が必要になってくるでしょう。
我が家の家庭教育の学びは、始まったばかりです。
今回の失敗を活かして、これからも子どもと向き合っていこうと思います







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コメント (10)

Unknown

家族のあり方、父親の姿を考えさせられる記事のUPありがとうございます。

もの凄く勉強になりました。

父親としてどういう風に接して良いかわからない時があります。
そんな時は先生方に本来の家族のあり方になれるよう指導をして頂く必要があると思います。

情報を提供して下さったきのこさんにも御礼申し上げます。

ラムネ URL 2011-10-06 13:23  [Edit]

Unknown

きのこさん、ここまで書いてくださり、ありがとうございました。
とても感動して、涙がでました。

塾を辞めるか、続けるかのお話ですが、家族療法的な深いお話でもありますね。私も主人の対応に悩んでいた時期があります。(今もかも・・・)とても参考になりました。

子どものためにご主人の協力は不可欠ですものね。きのこさんの息子さんに対する愛情がご主人を動かしたのだと思います。

ご主人『かっこいいお父さん』になりましたね。
塾は辞めることになりましたが、ピンチがチャンスとなり家庭がうまくまわっていきそうですね。

我が家も見習って頑張りますね!

ちゃろさん、いつも皆さんのお話、引き出してくれてありがとね。さすが!!
ティカ URL 2011-10-06 22:20  [Edit]

Unknown

きのこさん、貴重なお話聞かせていただいてありがとうございます。
とても苦しい時を過ごされたのですね。
でも、そこを乗り越えたことで家庭の力がより強くなったように感じました。

>塾を辞めたいと言ってきた時に、すぐOKして、親が電話してやればよかったのでしょうか?
正解は、わかりません。

そうですよね。正解はわからないって時、ありますよね。
どちらも正解なのかもしれないけど、きのこさんのご家庭が歩まれた経過は確実に何かを残してくれたようですね。

ふらわぁ URL 2011-10-06 23:59  [Edit]

Unknown

初めまして、リョウチンと申します。

とても勉強になるお話、読ませていただきました。

思春期の時期って一番子育てで扱い辛い時期ですよね。

自分もこの時期は両親に迷惑をいっぱいかけました。

今はその分とても親に感謝しています。

塾を辞めたい時の電話についてですが、

きのこさんが出した答えなら

間違ってないと思います。

その家庭ごとの答えがあると思いますので。

自分もとても勉強になりました。

ありがとうございます。

元不登校のリョウチン URL 2011-10-07 08:01  [Edit]

ラムネさんへ

コメントありがとうございます。

支援を受けて、問題を乗り越える度に、家族のあり方を見直すことができるような気がします。

藤本先生から、「子を叱る時には短く、後は自分で考えさせる」と教えて頂きましたが、子を叱る時には短く、の後に『深く』とおっしゃってました。

短くはできても、『深く』はむずかしいですね。子どもの心に響く言葉を使うということでしょうか?
そこには、日頃の親の行いや、想いなども入ってくるような気もします。
普段から、子どもに尊敬してもらえるような親になれるよう、頑張らなければ…と思いますが、なかなか難しいですね。

>父親としてどういう風に接して良いかわからない時があります。そんな時は先生方に本来の家族のあり方になれるよう指導をして頂く必要があると思います。

 そう考えられるラムネさんは、我が家には、理想の父親像ですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0198.gif">
私たちも、ご夫婦を見習っていきたいと思っています。

ありがとうございました。
きのこ URL 2011-10-07 23:24  [Edit]

ティカさんへ

ティカさん、コメントありがとうございます。

ブログの方はいつも拝見しています。
息子さんの様子にハラハラドキドキしながら、乗り越えていく姿に
引き付けられるように読ませて頂いてます。

ティカさんもご主人の対応に、悩んでおられた時期があったんですね。
>きのこさんの息子さんに対する愛情がご主人を動かしたのだと思います。
 
 ありがとうございます。
訴えないと、わかってもらえない状況でした。
父親対応は毎回、真剣勝負ですhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif">
『かっこいいお父さん』を目指して、主人を支えていかないといけないのですが、つい腹がたったりしてねhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif">

>塾は辞めることになりましたが、ピンチがチャンスとなり家庭がうまくまわっていきそうですね。

 そう言って頂けると嬉しいです。『ピンチがチャンス』この言葉に支えながら、やってきてます。
ティカさんや皆さんの頑張ってる姿に「ヨーシ、私もやるぞhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0086.gif">」
と、気持ちを立て直してます。

これからもいろいろあるだろうけど、ピンチが何度やってきても、
諦めないでいこうと思います。

ティカさん、今度はティカさんのブログにコメントで伺わせてくださいねhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif">

ありがとうございましたhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif">
きのこ URL 2011-10-08 06:41  [Edit]

ふらわぁさんへ

ふらわぁさん、コメントありがとうございます。

中学生になってからの夏休みは、長男にとって気持ちが落ちていくきっかけになってるような気がします。
まだクラブをしてるうちは良かったのですが、辞めてからは友達とも遊ばずゲームで時間を潰しているので、人恋しくなり、気持ちも落ちるんでしょうか。

>乗り越えたことで家庭の力がより強くなったように感じました。
 ありがとうございます。
この失敗を次にいかして、絆を深めていきたいです。

不登校になったことは辛いことでしたが、こうやって学ぶ機会を与えて頂きました。長男だけでなく、次男への子育てにも、いい影響を受けています。

ふらわぁさん、また下の子の子育てについて、いろいろ教えてくださいねhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif">

ありがとうございましたhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif">
きのこ URL 2011-10-08 06:59  [Edit]

リョウチンさんへ

リョウチンさん、はじめまして。
長い文を読んでいただき、またコメントまで入れてくださり、ありがとうございます。

>塾を辞めたい時の電話についてですが、
きのこさんが出した答えなら
間違ってないと思います。
その家庭ごとの答えがあると思いますので。

 ありがとうございます。そういって頂けると、胸のつかえがとれたようです。

リョウチンさんは、不登校を経験されたのですね。
今、どのような状況にいらっしゃるのかはわかりませんが、
ご自分のご両親に、感謝しておられるとのこと。
ご両親は、きっと愛情一杯にリョウチンさんを育ててこられたのですね。

私たち夫婦は、復学をして家族療法で家族力をつけるという道を選びました。
リョウチンさんのご両親が、どのような道を選ばれたのかはわかりませんが、リョウチンさんがきちんと
思春期時代を振り返る事ができ、ご両親の愛を受けとめて
おられる事を素晴らしいと思います。
ご両親は、リョウチンさんの心に添った対応をしてこられたのでしょう。

子育ての目標は「生んでくれて、育ててくれて、ありがとう」と、子どもに思ってもらえることだと今、思っています。

リョウチンさんからのコメントで、もう一度その気持ちを抱き締める事ができました。

私の息子たちにも、将来リョウチンさんのように思ってもらえるように、向き合っていきたいと思います。

私の方こそ勉強になりました。

リョウチンさんのこれからの人生が、リョウチンさんにとって輝く人生になりますように、願っておりますhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0230.gif">

ありがとうございました。
きのこ URL 2011-10-08 07:43  [Edit]

ちゃろさんへ

後になってしまいましたが、
ちゃろさん、長い記事になってしまいすみませんでしたhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif">
書かせてくださった事で、
今回の事を振り返ることができました。ありがとうございます。

また読んでくださった方も、ありがとうございました。

ちゃろさんから、初めにお話を頂いたときは、塾をやめた経緯をとの事だったのですか…
我が家の失敗談になってしまいましたhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0199.gif">

藤本先生のおっしゃったとおりに、父親対応できればこんな風にはならなかったんですが…

今回、塾をやめていいと藤本先生からお話がありましたが、
あくまでも我が家の場合です。

各家庭の対応があるので、辞めることを認められない家庭もあるでしょうね。

また父親が対応しましたが、各家庭の事情により、対応するのが
母親になったりする事もあるかもしれませんね。

その家庭ごとに合わせた対応を教えてくださる先生ですが、いったい幾つの手を持っておられるのでしょうか。


息子が、学校に戻りたいという
気持ちを、引き出して頂いた
数日後、友達訪問を
違うクラスにいる親友じゃないと嫌だ、と拒否したことがありました。

藤本先生が息子にコーチングをしてくださり、
先生が帰られた後で、目が覚めたように言いました。

「僕が悪かった。あの人の言ってる事は正しい。僕はあの人にどうやって、感謝の気持ちを伝えたらいいんやろう」

息子の言葉を、藤本先生に伝えると、「嬉しいけど…あかんなあ。本当はそう言ってもらえるのは、お父さんじゃないといけないんです」とおっしゃってました。

感謝してもらうのは、自分ではなく、後々お父さん(又はお母さん)になっていかなくてはいけないということは、
藤本先生から父親にバトンを渡していく…という感じでしょうか。
その時に、藤本先生を改めて凄い人だなと思いました。

息子はまだ、藤本先生に感謝の気持ちを、伝える事はできていないようです。
先生にお会いする時は、いつも大変な時だからでしょうか。

息子が、藤本先生にお礼を言える時…
その時は、息子が社会に出て、自分の足で歩きだした時かもしれませんねhttp://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif">
その日が来ることを、励みに
これからも頑張っていきたいと思います。

ちゃろさん、またまた長い文におつきあい頂き、ありがとうございました。
きのこ URL 2011-10-08 23:04  [Edit]

Unknown

≪きのこさんへ≫

きのこさん、素晴らしい記事をありがとうございました。
記事をいただいて、何回となく読ませていただきました。やっぱりきのこさんの書かれる記事は、素晴らしいです。
きのこさんの気持ち、ご主人の気持ち、そして息子さんの気持ちがなんだか心に響きます。

子どもに話をするということが、これほど難しいものだとは私も思いませんでした。
それでも、逃げるわけにはいかないのが親の仕事ですね。
ご主人も、息子さんへの愛情があるからこそのいろんな感情があるのですね。

うまく話せなくても、気持ちが子に伝わることが大事なんだと感じています。
一緒にがんばっていきましょう!



≪ラムネさん・ティカさん・ふらわぁさんへ≫

コメントありがとうございました。
いつも応援していただいていることを感じでいます。
どうぞまたのぞきにきてくださいね。



≪リョウチンさんへ≫

はじめまして。
今回は、きのこさんの記事にコメントいただき、ありがとうございます。

不登校を経験したリョウチンさだからこそ、発信できる想いがあるのだと思います。
応援していますね。

どうぞ又のぞきにきてください。
ちゃろ URL 2011-10-08 23:47  [Edit]

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