きのこさんの記事その1の続きです。




その後主人はと言うと、どう話しても、怒ってとりあってくれません。
暴言を吐き続ける主人に対してより、せっかく積み上げてきた 息子と親との信頼関係が、一気に崩れてしまったようで悲しくてたまりませんでした。
必要な父親の力も、もう借りられないとなるとこの先どうしたらいいのかわかりません。
私は泣きながら主人に想いを伝えました。

私たちの大切な子どもです。
不登校になって、家から出られずに人に会うことが怖くて怯えていたあの子が、
学校帰りに友達とハンバーガーを食べてきたり、
大学に行きたいと勉強しだしたり、
近づかなかった父親と二人で焼き鳥を食べにいったり、
笑顔が増えてあんなに嫌だった朝に鼻歌を歌いながら制服に着替えている…

あの子が自信を持てるように、
人生を教えてあげられるのはお父さんしかいない
お父さんの言葉であの子を導いてほしい

無言が続きます…

シーンとした家の中、息子はどんな気持ちで部屋にいるのか…
この言い合いも聞いてるかもしれない…

しばらくして主人は「言いすぎて、ごめん。一緒に頑張ろう」と言ってくれました。
私はまた…泣いてしまいました

翌日から…
息子は一緒に夕食を食べなくなりました。
朝も食べないので、私が仕事で留守の間、祖母の作ってくれる昼食を食べるだけ。
それもおかわりもしないそう…
特に、主人とは会いたくないようで、ほとんど部屋から出なくなりました。
昼夜逆転はもちろん、私には ネガティブな言葉ばかり投げ掛けてきます。
「そう」と言って、悲しい気持ちで受け止めるしかありませんでした。

数日後…
塾の担当の先生からお電話をいただきました。
息子の様子も気にしてくださってます。
休んだ日の振り替えのお話でしたが、息子は電話にはでませんでした。
その日の主人と息子のやり取りです。

父「おい、降りてこい」

子降りてくる。

父「そこに座れ」
子「なに?」
父「お前も座れ(母に)」

母、座る。父の雰囲気に飲まれるように、子も座って話を待つ。

父「お母さんから聞いたけど、今日塾の振替の電話あったんか?」
子「うん」
父「聞いてなかったにしろ、先生からの電話くらいでらんなあかんやろ」
子うなづく。
父「ほんまの授業もあったのに休む連絡いれたんか?」
子「入れてない」
父「自分で言わなあかんやろ」
子「うん」
父「塾辞めるんやったら、ちゃんと塾に挨拶にいけ」

返事なく沈黙……(長い が、待つ)

父「わかったか」

……長い沈黙


子「はい」



『カッコいいお父さんになってもらおうね… 』

藤本先生から支援が始まった時に、かけていただいたお言葉です。
文句をいい続け、思い通りにいかなかったら暴言を吐き、物に当たり散らす。
その姿を、息子は長い間見てきました。
そして、母の私も息子にとっては口うるさいダメな母でした。

【ココ という時に短く叱り、後は子ども自身に考えさせる…その時命令をしたなら、子どもに実行させなければいけません。】と支援の始まった時に教えて頂きました。

結局、辞めることは盆明けに塾に伝えると自分で決めたようです。
半月も、塾で悩まされることになるなあと思っていました。
息子は相変わらず、食欲もなく、父親に近づきません

お盆に入る前に、訪問のN先生が来てくださいました
息子と話をしてくださってます。
塾を続けるように、伝えてくださいましたが拒否したようで、 じゃあ自分で電話をしろと言ってくださいました。

N先生「塾は辞めるそうです。今から電話をするそうです」
息子は受話器を手に持つと
息子「えっと…なんて言ったらいいかな?」
N先生「おい 情けないな。早く電話しろ(笑顔で)」
息子「(苦笑い)わかってますよ。えっと…なんて言ったらいいかな 」
N先生「お前は〜(笑顔)」

この人は自分の味方だという、信頼関係で結ばれているのが、会話のやり取りでわかります
息子は、電話を入れて自分の言葉で、塾に辞めることを伝えました。
そして、スッキリした顔で、N先生と二階へ上がっていきました。
笑い声が部屋から聞こえてきます

先生が帰られた後、私が「お父さんに話した?お父さん、心配してたんよ。苦しんでたよ」と言うと父親のところにいきました。

子「心配かけてごめんなさい。塾に辞めるて言ったから」
父「ああ、そうか。塾の先生はなんて?」
子「また、自分で無理やと思ったらおいで。自習しにきてもいいからって」
父「そうか。ありがたいな」
子「うん。たぶん行かへんけど 」
父「そうか。まあ、これからも自分でやれるだけやっていき」
子「うん」

塾を辞めたいと言ってきた時に、すぐOKして、親が電話してやればよかったのでしょうか?
正解は、わかりません。
結果、支援の先生方にお世話をおかけしてしまいました。
ただ、息子に笑顔は戻っています。

不登校になる前は、失敗したやり取りを何度も繰り返していました。
今は、たった一言が子どもの気持ちを壊してしまうこともわかっています。

また歩き始めた私たち親子の前に、時折立ちふさがる壁は、息子の心の闇かもしれません。
乗り越えようともせずいきなり穴を開けてしまい、失敗をするたび先生方が穴をふさぎ、乗り越え方を教えてくださいました。

塾に行かないといけないときもある、でもやめてもよいケースも中にはある。
提案、指示、命令はしないように気をつけている毎日。
それでも、ここというときには、それも必要だということ。
その見極めは、私にはむずかしいことでした。
それも、各家庭によって違うのでしょう。

息子は、日曜日も資格を取るための検定試験に、元気に登校しました。
毎日父親に、学校であった出来事を話しています。
笑いながら聞いている父。
信頼関係は元に戻りました。
塾の問題を引きずっていたら、この姿はなかったかもしれない…

不登校になった長男にとって、幼いときから父親は怖い存在でした。
でも、次男には甘い主人です。 次男の思春期を迎えるときには、また違う対応が必要になってくるでしょう。
我が家の家庭教育の学びは、始まったばかりです。
今回の失敗を活かして、これからも子どもと向き合っていこうと思います







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