12月に入り、受験生にとって、本腰をいれる時期となってきました。
わが家の息子が、2年前に受験を乗り越えた時も、この時期に初めて高校の説明会に行った記憶があります。

今回、どんぐりさんから受験の記事をいただきました。
どんぐりさんは、息子さんが中2の10月から不登校になり、その後FHEに支援を依頼し中2の3月に復学、現在受験を乗り越え高校1年生になられています。




【どんぐりさんのcase


中二の終わりに復学した息子は、中三になって、少しずつでしたが朝の登校不安を乗り越え、学校での居場所作りや友人関係に悩みながらも頑張っていました。

親は、せっかく復学できたのだから勉強も頑張ってほしいと、都合のいいことを考えていました。
しかし、提出物もださず、テストの点数と共に意識の低さが目立ちます。

一学期の5教科のテストの合計で60点ほど。
英語に至っては中間・期末とも1点しかなく、実力テストでは0点の教科もありました。
休んでいた間も、授業は進んでいたわけですから、先生が何を話してるのかまったくわからないままで、席に座っていたのかもしれません。

頑固さや、最終的に完璧にできないとわかると投げ出してしまう性格も災いし、どのように勉強していったらよいかわからず苦しんでいたようです。

そのうえゲームや漫画本以外にも深夜アニメにはまり、寝るのが遅くなりだしました。

七月にはいり、訪問のN先生が塾の資料を息子に見せて、体験授業をうけるよう薦めてくださいました。
今まで、習い事や塾は親がいいと思ったところを受けさせて渋々続けている感じでしたが、N先生は息子に選ばせてくださいました。

塾では夏期講習の日々が続きましたが、学校の先生から言われていた学校の補習には2回程しか出ていませんでした。
特に英語の先生を毛嫌いし、それと共に英語も大嫌いな科目になっていきました。
今思うと、英語が苦手だから先生も嫌いだったのかもしれません。

夏休みも終わりに近づき、出来ていなかった提出物を、訪問の先生が手伝いにきてくださいました。
その時から家庭教師として、訪問のS先生がきてくださるようになりました。

現実をつきつけられた反抗からか、高校に行かないとまで言い出しました。
S先生が「進学か就職かどちらを選ぶにしても 俺はお前を応援するよ」と言ってくださり、数日後きてくださった時、息子は進学の道を選びました。

進学するとは決めましたが、模試をうけてみると結果は散々です。
9月の終わり頃、藤本先生の思春期対応セミナーを受けて、心から息子の趣味を受け入れてみようと思いました。

「そのゲーム面白そうだね。どんなキャラクターがいるの?」
「置いてあった漫画読んじゃった。読み始めたら面白くて止まらなくて、読んでるうちに感動しちゃったわ」

親からみて、あまり感心できないゲームも、漫画もあります。
居間に置いてあるもの、親がいても続けているゲームは目にされてもOKだととらえ、私がたまたま目にしたものを中心に息子に尋ね、教えてくれる事を興味を持って聞きました。

勝手に読んだことに関しては、怒られるかなと思ってましたが、息子の方から不思議なくらいいろんな話をしてきてくれるようになりました。
高校についても行きたい学校が見つかったことも、初めて話してくれました。
その時は公立のみを考えていた息子でした。
自宅でも時々勉強する姿が見受けられるようになります。

しかし同居している義母の骨折、主人の足が突然腫れるなどのアクシデントが続きます。
主人もいつになったら仕事に復帰できるか、自分でもわからないと言い苦しんでいるようでした。

息子のやる気は上がったり下がったりを繰り返し。
今のままでは希望の高校にいけない現実に気づき始め、志望校の偏差値レベルもどんどん下がっていきました。

やる気になれば取り返せる時期なのに、だんだんやる気は下がっていきます。
我が家は学校のすぐそばで、通学路にあたる為、学校の様子が比較的よくわかります。友人達が放課後の補習に参加しているのに、毎日授業が終わると逃げるように帰ってきていました。

クラスでも班ごとに机をくっつけ、わからないところを教えあいます。
でも自分は誰にも教えることはできないと、ひとり机を離し孤立しているようでした。

定期テストが始まろうとしても、教科書は学校に置いたまま、提出物もだしている気配もありません。

訪問のS先生が一生懸命やる気にさせようとしてくださいます。
「とにかく単語を覚えろ」
S先生の言葉もその時の息子には届かず、机に顔をつけたまま動かない姿に「また来るわ」と寂しく帰っていかれる先生に申し訳なく思うことが続きました。

公立にこだわるなら、どうして提出物をださないのか…
オープンスクールさえ全くいかず、家で自習する姿もみれません。

主人も仕事になかなか復帰できず苦しんでいました。
寝そべり携帯でゲームばかりしている姿はまるで息子が引きこもっていた姿と重なります。

息子にはなるべく口だししないようしていましたが、深夜まで起きてゲームをしたり、テレビを見ている姿を見て悲しくなるときもありました。
こんなんで、本当に高校に入れるのかな?せっかく復学できたのに…大丈夫なんだろうか?

ひとりで不安になっている私がいました。

模試の結果が戻り、塾の先生が上手にハッパをかけてくださったようで、少しずつ塾の自習時間を活用しだしました。
それでも家ではゲームが勉強時間をどんどん奪っていきます。

11月に入り、N先生とS先生がお二人で来てくださいました。
息子の意識を受験に向けて引き出そうとしてくださいます。
N先生がゲーム機を持って帰られました。

もっと反発がでるかなと思っていましたが、復学からずっと支えてくださっているN先生への信頼からか文句はいっさいでませんでした。

息子が中二の5月に行き渋りを始めた頃からずっと、私の母が入院していました。
家計も苦しくなり、母にもついていたかった私は、仕事終わりに母に会えるよう病院の近くに仕事を見つける事ができました。

私が仕事と病院で居ない中、早く帰る息子と仕事を休んでいる主人は、お互いを避けるように家の中にいたようです。

12月に入り、息子が「唾がいっぱいでて、何回も飲んでしまう。お腹にガスがたまって授業中、止めたくてもお腹から変な音がでるねん。すごく嫌や」と悲痛な顔で言ってきました。

内科に行き「ストレスからくるものだけど、薬は副作用があるからやめておいたほうがよい。受験が終わり、スポーツなどで発散すれば治っていくよ」と、お医者さんから言ってもらっても、納得できない表情の息子です。

ネットで調べると、「呑気症(どんきしょう)」とでてきました。
藤本先生からは、
「思春期に誰もがなりうる症状に病名をつけてしまう事で、治らなくなってしまう。薬などでてしまっては副作用が怖い。今回のお医者さんの対応で、OKですよ」とのお話でした。

そして、息子は高校に入学してからも、しばらくはこの「呑気症」のような症状に悩まされることになりました


(続きます)


 





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