12月13日にペアレンツキャンプの水野先生の講演会がありました。
講演会のお知らせ
私は、仕事で参加できなかったのですが、どんぐりさんが参加され、
その様子を記事にしてくださいました。




12月13日に、DAITO TAIMUさん主催の水野先生の講演会
「親が学べば子は伸びる。親が変われば子も変わる。〜多感な時期の親と子のかかわり方のヒント〜」に参加させて頂きました。

会場につき先生方と少しお話させて頂く事ができました。
たっぷり2時間の講演会。(しかも無料)とはいえ、奥の深い家庭教育のお話。
今回は不登校の予防ということで、本でいえば目次の部分になりますよとおっしゃってました。

参加者は、ご夫妻や若いお母さん方、私のような思春期の子を持つ母達、そして男性。
今日教えて頂いた事をすぐに使いたいという子育て中の親御さんや教育に関心のある方々という顔ぶれでした。

まず、子育てをしていると、いろんな感情が生まれます。
楽しい、大変、いきがい、つらい、不安、幸せ…
車に乗るなら、適正検査からはじまり、いくつかのテストを経て、運転免許が貰え、ようやく車に乗れます。
親になるための免許は皆さん取得しましたか?
というお話から始まりました。

先生の自己紹介を経て、今日の内容の説明です。
?自立を育む家庭教育とは
?今日から使える家庭内対応
?地域で子どもを支える新しいカタチ

まず「自立を育む家庭教育とは」子どもの年相応の自立心や社会性を育むには家庭教育がとても重要だということ。

子どもが思いどおりに育っている時は子育てが楽しいです。
しかし思いどおりにならないと、不安になったり、不満をもったりします。
私もそうでしたが、そんな時は悩みにあった子育て本を探し読みました。

愛情不足だから抱きしめてあげましょう、いやいや自立の為に離れましょうなどと、読む本によって違う事が書いてあり、頭が混乱します。
本に書いてあることは、正しくもあり、間違いでもある。
あなたの家庭にあうやり方をあなたがチョイスしていく必要がある。とのお話でした。

ある例として、小学校2年生の教室に自立の面で幼稚園の年中さんのような子がいたらどうなるか。
そんな子は学校が怖い…と、その環境に適応できない。
ではどうして、そのように自立にバラつきがでるのか?
環境に合わせた自立を育んでいく事が必要ではないか?
自立を育む家庭教育を目指すのには、どうしたらいいのか?

水野先生が提唱されている家庭教育のメソッドにPCM(親のカウンセリングマインド)という理論があります。
カウンセラーの対話スキル、基本的な子育て論などを組み合わせて家庭内で実践しやすい形に変えたもので11項目あるそうです。

それらを身につけ、我が子にあった家庭教育を学び実践することから、自律し自立できる家庭力の高い家庭に親が変わる。
そして子ども自身が目的意識を持って課題へ取り組むようになるということです。


自立を育む家庭教育を目指すのにもうひとつ。
ふたつのサイクルを使って説明がありました。

ひとつは親のイライラが増加し親子関係が悪化する「もやもやサイクル」。
もうひとつは親のイライラが減少し親子関係が改善する「のびのびサイクル」。
「のびのびサイクル」で子育てするにはどうしたらいいか…。

子どもをネガティブな見方ではなく、ポジティブな見方で見るリフレーミングという技法を使う。

どうしても親はないものねだりをしがちです。
自分もそうだな…と思える事がたくさんあります。
リフレーミングでないものねだりをなくしていこうと、私自身感じました。

これまでPCMやリフレーミングを意識できてきたのか?
こうして自分自身を振り返ることができるのも、講演会やセミナーに参加する事のメリットだと思います。


次に「今日から使える家庭内対応」
普段私たちが子育てをしていく中でぶつかる悩みに、具体的な例をあげて説明してくださいました。
例えば、小2の子どもが体操服を忘れたとします。
A.事前に忘れ物の指摘をする。
B.気付いても見て見ぬ振りをする。
あなたはAですか?それともBですか?

これまでのお話内容から、私はBを選びました。
自分で不利益を被ることで、本人が気を付けていこうと思えるようになるからと先生もおっしゃいました。

基本はそうですが、これが小1ならどうか?習慣付けの為に教えてあげることも必要かもしれない。

そして中3で受験日に受験票を忘れたとしたら?
これは教えてあげるべき。
年齢や事例によっても、対応は変わってくる。
奥深いですね。

宿題をしない、お手伝いを全くしない、言うことを聞かない、身だしなみを整えない、習い事や進路、友人関係の悩みを打ち明けられた。スマートフォンを持ちたいと言ってきた。
それぞれのケースで、どのように考えたらいいかのお話を頂きました。


最後に「地域で子どもを支えるカタチ」
今と昔とで、子どもを取り巻く状況の変化についてお話がありました。

昔は「家庭・学校・地域」が支える力が強く相互連携がはかれていました。
現在は支える力も弱く、相互連携がはかれなくなっています。
その隙間は塾やカウンセラー、公的機関や福祉法人などの団体が埋めてくれています。
それらが全てを埋めきれているかどうかはケースにより違うだろうと感じます。

私が小さい頃は、近所にカミナリおじさんやおせっかいおばさんが居て、悪さをしたら叱ってくれたり、元気がなかったら声をかけてくれたものです。
今はどうでしょう?

今と昔では、学校の先生の子どもへの関わり方も変化があります。
いったいどうしてでしょうか?
家庭の中でどんな変化が起こっていて、地域や学校との連携がはかれなくなってしまったのでしょうか?

将来は現状抱えている問題点を解決するためには、
教育の最小構成単位である「家庭」を重点的にサポートして本来の支える力を取り戻していく事が必要だそうです。

なぜなら、家庭は「地域や学校」を構成する一部であるから。

家庭力を高める→子が自立していく→不登校を予防する→学校や地域が活性化していく
という流れが生まれます。

家庭の孤立化を止めるためにも地域の力が必要になってくる。
地域で子どもを支える新しいカタチで、ひとりで悩みながら子育てをしている母親が減っていくことを願います。


この講演会で、市の教育の為に投資をされる方々がいらっしゃることを知りました。
そして、子どもを支えていこうという地域の力強さを感じました。

自分の地域ではどうだろうか?自分にできることはないか?
などたくさん考えることができました。

私が年老いて亡くなった後、私の子ども達はどう生きているのか…。
水野先生が普段からおっしゃること。
子を愛すればこそ、親として、子どもがひとりでも生きていく力をつけてあげる事を目標に子育てしていこうと思います。

困った時は人に頼れる子に。
筋を通せる子に。
人の痛みのわかる子に。
人に感謝できる子に。

私の子ども達だけでなく、地域の大人のひとりとして、子ども達を支えてあげられるように貢献していきたい…と、思わせてくれる水野先生の講演でした。


講演後は、一緒に講演を聞いていたペアレンツのクライアントさんのりんりんさん、Mさん、水野先生の本を読みお子さんに変化があったというMさん、ちーこさんと5人でランチさせて頂きました。
講演の影響を受けて、子育て談義に花が咲きましたよ。

皆さんどうもありがとうございました。

長くなりましたが、全ては書けていません。
PCMやリフレーミングについては、また水野先生のブログや本などでご理解いただければと思います。
子育てに悩むお母さんは多いと思われます。
どうかひとりで悩まないでほしい。
またこんな機会があれば、ぜひ皆さんにも水野先生の講演会に足を運んで頂きたいな…と思います。

この講演を企画してくださった方々、そして喉を痛めておられるなか2時間も気合いで講演してくださった水野先生、その笑顔で気持ちを和らげてくださった佐藤先生…
どうもありがとうございました。

そして、書く事で振り返る機会を与えてくださったちゃろさん、
長文を読んでくださった皆さん、どうもありがとうございましたm(__)m




どんぐりさん、ありがとうございました。
私も一気に読ませていただきましたよ。
一緒に勉強させていただいた気分です。







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